2008年08月03日

イギリスより帰国

イギリス 1 ヵ月の滞在を終えて帰国しました。朝普段
より 1 時間早く起きました。荷造りは意外にすぐに終
わってしまい、テムズ川へ行って鳥さんたちにお別れを
言ってくるぐらいの時間がありました。
アパートからレディング駅までは歩いて 10 分程度の距
離で、普段の通勤では歩いていたのですが、この日は荷
物が多いのでバスで行くことにしました。£1.60- で
す。

アパート前のバス停 08:21 発の、ピンクの 24 番バス
アパート前のバス停 08:21 発の、ピンクの 24 番バス

レディング駅からは、イギリスへ来た時に使ったのと同
じ空港直行バスでヒースロー空港へ向かいます。

ヒースロー空港行きの直行バス
ヒースロー空港行きの直行バス

バスでターミナル 3 に到着する直前、シンガポール航
空の A380 がいるのが見えました。

シンガポール航空の A380
シンガポール航空の A380

バージン・アトランティック航空のチェックインは、
チェックイン自体はキオスクと呼ばれる端末で行い、荷
物の預け入れだけをカウンターで行うシステムです。し
かしこの日のキオスクは全てダウンしていました。私は
事前に Web でオンラインチェックインをしておいたの
で問題ありませんでしたが、そうでない人は普段より長
い時間がかかっていたかも知れません。これらのキオス
クは Windows マシンであることがこの日の画面でわか
りました。同じような事は他の情報掲示システムなどで
もたまにありますが、システムが動作していなくて、
Windows っぽいエラーダイアログが出ているとか、ログ
イン画面のままになっているとかでわかるのが普通で
す。しかしこの日のキオスク端末はほとんどは画面が
真っ黒のままで、それだけだとわかりませんでした。し
かし何台かは画面表示しています。それで Windows だ
とわかったのですが、出ていた画面は、なぜ、そういう
表示になっているのか、けっこう謎の画面でした。

なぜか「ファイル名を指定して実行」ダイアログが出ているキオスク端末
なぜか「ファイル名を指定して実行」ダイアログが出ているキオスク端末

こちらのキオスク端末では「メモ帳」が開いたまま
こちらのキオスク端末では「メモ帳」が開いたまま

チェックインまでに朝ごはんを食べます。ポンティス
ponti's というイタリアン軽食の店で、ハンバーガー・
アル・イタリアーノ "Hamburger all'Italiano" という
ハンバーガーを食べました。ポテト付き。飲み物はいつ
もと同じカフェラテです。イタリアンなのかどうかはわ
かりませんが、独特の味付けのソースがからめられたた
まねぎが入っていて、パティの反対側にはサウザンアイ
ランドドレッシングっぽいものが塗ってあります。なか
なかこの組合せがいい感じで、おいしく食べることがで
きました。

Hamburger all'Italiano
Hamburger all'Italiano

チェックインする時に「ゲートの前に、出発予定時間の
30 分前には来い」と言われます。これはどこの空港も
国際線では同じだと思うのですが、ヒースロー空港は
ゲートの表示が出発予定時間の 1:15 分前になるまで行
われません。そのため全ての乗客がフードコート風に
なっている狭い待ち合わせスペースで待っていて、その
部分は常に混雑しています。私の乗った飛行機は 13:00
出発予定でゲートは 11:45 に発表される予定でした
が、実際にゲートが発表されたのは 12:06 の事でし
た。上述のフードコート風のエリアからゲートまでは
10 〜 20 分ぐらいかかります。ゲートに 30 分前まで
に来いと言っておきながら、ゲートが発表されてすぐに
その表示に気付いて、すぐに移動を開始しても、ゲート
に着くのは 40 分前ぐらいがやっとです。システムに問
題があると思いました。

この空港はゲート前の待合スペースに入る時にチケット
チェックがあります。ゲートが発表されるタイミングが
時間的にそれほど余裕がないため、多くの人がいっせい
にゲート前に来ることになって、ゲート前では大行列が
できていました。この様子を見ても何も改善しようと思
わないのが英国風なのでしょう。

ゲート前の待合スペースは、ボーディング・ブリッジ側
半分が大混雑して立って待っている人もいるのに、反対
側の半分はなぜかスカスカで、余裕で座ることができま
した。待っていると、先ほどバスから見た A380 がプッ
シュバックされているのが見えました。もうちょっと後
ろまで押してくれると全体が見えるのですが、ここで
プッシュバック終了です。

シンガポール航空 A380
シンガポール航空 A380

私が乗る予定の A340 が左手前に写っていますが、比較
すると客室部分の背の高さとかが全然違うのがわかりま
す。しかし、胴体部分の全体が太いため、プロポーショ
ンとしては B-737 と似た感じになってしまっていて、
単独でいるとあまり大きいという印象を受けません。こ
の後滑走路へ出て行ってしまいました。

私の乗った飛行機はほぼ定刻で出発しました。この日は
雲底が低く離陸するとすぐに雲の中へ入ってしまいまし
た。そのためロンドンの街などの景色は全く見れず、次
に雲が切れた時に下を見ると、既に海が見えていまし
た。

しばらくすると例によってスナックと飲み物が提供され
ます。飲み物はコーラをお願いしたのですが、出てきた
のがコレです。

バージン・コーラ Virgin Cola
バージン・コーラ Virgin Cola

バージンが色々やっているとは思っていましたが、コー
ラも作ってるんですね...

さらにしばらくすると機内食です。今回も弁当を選びま
した。日本発の時の弁当より少し味が落ちるような気が
したのは気のせいでしょうか?

弁当
弁当

アイスクリームも出てきました。往路では食べた記憶が
ないのですが、どうも寝ていたために配られなかったよ
うです。このアイスクリーム、持ち手がついていないの
で、自分で持っている部分が体温でだんだん溶けていっ
てしまい、後半になるにつれ食べにくくなりました。ア
イスについてる棒って重要なんですね。

アイスクリーム
アイスクリーム

さらに日本へ近づいて窓の外が再び明るくなってきたと
ころで、朝食です。スクランブルエッグにしますか? オ
ムレツにしますか? と聞かれたのですが、なんとも微妙
な選択肢です。私はスクランブルエッグを選びました
が、後ろの席の外人さんは「なにが違うねん」という感
じのツッコミを (実際は英語です) スチュワーデスにし
ていました。

朝食
朝食

スクランブルエッグ
スクランブルエッグ

トイレの前に、飛行ルートの絵地図が貼ってありまし
た。イギリスの航空会社なのに、日本語メインで英語が
書き添えてあるという感じの地図です。北緯 77 度まで
行く経路もあるんですね。

スカイマップ
スカイマップ

新潟付近から本州上空へ入りました。今日は天気が良い
ので富士山が見えているという機長のアナウンスがあ
り、非常に遠いのですが、確かに富士山が見えていまし
た。

富士山
富士山

そして成田到着です。ヒースロー空港のゲートは構造上
自分が乗る機体の機首部分が見えなかったのですが、成
田では見れました。帰りの機体にも行きの機体同様ニッ
クネームが書かれていて、"Sleeping Beauty" (眠れる
森の美女) という名前でした。

"Sleeping Beauty" (眠れる森の美女)


成田空港から駐車場へ向かうバスから見た謎の荷物搬入
口です。建物側は 1 階と 2 階両方に搬入口がありま
す。2 階の搬入口を使う時はトラックの側が荷台を持ち
上げて使うようです。このような構造のトラックでない
と、ここでは荷物扱いができないようです。こんな重そ
うな装置を車側に付けて無駄に運ぶより、建物側を工夫
した方がよいような気がしました。

不思議な搬入口とトラック
不思議な搬入口とトラック

駐車場の出口です。今回の滞在中にパリでも見てきた自
由の女神がいました。

駐車場出口の自由の女神
駐車場出口の自由の女神

あとは、東関道、首都高、東名を経由して帰ってきまし
た。途中パーキングエリアで昼食を食べたのですが、普
通に売っているものが、普通に美味しいのがスバラシイ
です。売店に並んでいるしょうもないような食べ物も、
どれも美味しそうに見えて、あぁ、いい国に住んでるん
だなぁ、と思いました。

ということで英国 1 ヵ月の滞在記は終りです。2 日間
代休をもらったので、少しダラダラさせてもらって、水
曜から日本のオフィスで仕事に復帰です。

posted by Okumura at 23:21 | 🌁 | Comment(5) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月27日

強行・日帰り海外旅行、おまけ 2 (ロンドン)

パリへの往復時に、ロンドンで撮った写真です。

アメリカ英語では地下鉄は Subway と言いますが、イギ
リス英語では Underground といいます。ロンドンの
Underground は、さらにその形から別名があり、TUBE
と言います。トンネルの掘削面積をケチったために建築
限界が狭く、その狭いトンネルから Tube と呼ばれてい
るようです。建築限界が小さいので、当然車両限界も小
さく、写真のようにカマボコのような形をした車両で
す。鶴見緑地線や大江戸線もトンネル掘削面積をケチっ
て車体が小さくなっていますが、日本人よりはるかに大
柄な人が多いので、頭が天井にあたりそうになっている
乗客もよく見かけます。

セコいチューブ TUBE 車両
セコいチューブ TUBE 車両

車両間には貫通路ドア自体は付いていますが、貫通幌が
なく、緊急停車時に車両間を移動する場合以外の使用は
禁止されています。

チューブ TUBE の車両間のドアは通り抜けできない
チューブ TUBE の車両間のドアは通り抜けできない

ホームには有名な "MIND THE GAP" のメッセージが書か
れています。構内放送でも列車の到着時などに "MIND
THE GAP" のメッセージが繰り返されるので、耳に刷り
込まれてしまいます。日本で考案されて世界に広まりつ
つある点字ブロックも貼られています。

チューブ TUBE マインド・ザ・ギャップ MIND THE GAP サイン
チューブ TUBE マインド・ザ・ギャップ MIND THE GAP サイン

セント・パンクラス駅はこんな看板がありました。地下
鉄の工事の宣伝看板です。地下鉄を改善していますよ、
と言いたいらしいのですが、毎週のようにあちこちス
トップするのはどうにかしてほしいと思います。

We are transforming your Tube
We are transforming your Tube

地下鉄の通路で、西遊記のポスターを見ました。日本と
中国以外ではとてもマイナーな話だと思っていたのです
が、少しは知られているのでしょうか?

西遊記のポスター
西遊記のポスター

こちらは HEROS Season 2 のポスターです。"WHO CAN
YOU TRUST?" というのはドラマで出てくるフレーズなの
でしょうか? 私は Season 1 が CATV で放送されていた
のでビデオに撮ったのですが、まだ見ていないのでよく
わかりません。

WHO CAN YOU TRUST? HEROES SEASON 2 のポスター
WHO CAN YOU TRUST? HEROES SEASON 2 のポスター

posted by Okumura at 23:55 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

強行・日帰り海外旅行、おまけ

ツール・ド・フランスを見に行った日帰りパリ旅行の、
おまけ写真です。鉄分のみです。

ユーロスターでパリ北駅へ着くと、TGV がいました。

TGV
TGV

こちらは TGV そっくりの赤い列車です。タリス THALYS
という国際列車だそうです。初めて見た、と思ったので
すが、1998 年にパリからロンドンまでユーロスターに
乗った時の写真
を見ると、自分で撮った写真にちゃんと
写ってたりして驚きました。

赤い国際 TGV タリス Thalys
赤い国際 TGV タリス Thalys

客車列車も健在のようで、入線時に客車列車を曳いてき
たイカつい電気機関車がホームにいました。後ろに客車
も写っていますが、機関車とは既に切り離されていて、
2m ほど間が開いています。反対側の端には既に別の機
関車が連結されていました。入線するところを見ていな
いのですが、入線時に最初から前後に機関車を付けた状
態で入ってくるのではないかと思います。

イカつい電気機関車
イカつい電気機関車

ローカル線のホームには、けっこう新しい感じの近郊電
車が停まっていました。形や、連結部の構造が、なんと
なく 2 階建て TGV っぽくて、フランス人が電車の外観
スタイルを考えると、これがたぶん一番平凡な形なんだ
ろうなと感じました。

2 階建て TGV っぽい平凡なスタイルの近郊電車
2 階建て TGV っぽい平凡なスタイルの近郊電車

こちらはスタイルだけでなく、実際に 2 階建てになっ
ている近郊電車です。こんな箱にも、ちゃんと区切られ
た 1 等座席があり、ヨーロッパはやっぱり階級社会だ
なということを、あらためて感じさせられます。

2 階建近郊電車
2 階建近郊電車

こちらは、少し古そうな 2 階建て近郊電車です。CAD
導入前に外観スタイルの図面を作った列車は、だいたい
こんな感じなのでしょう。

古い 2 階て建近郊電車
古い 2 階て建近郊電車
posted by Okumura at 23:51 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

強行・日帰り海外旅行、ツール・ド・フランス

リュクサンブール公園からは、来た時と同じ RER また
は B 線に乗り、サン・ミッシェル・ノートルダム駅で
C 線へ、さらに Invalides という駅で 13 号線に乗換
えという経路で行くつもりでした。

サン・ミッシェル・ノートルダム SAINT-MICHEL
NOTRE-DAME 駅までは 1 駅だけで、順調に移動しまし
た。

サン・ミッシェル・ノートルダム SAINT-MICHEL NOTRE-DAME 駅
サン・ミッシェル・ノートルダム SAINT-MICHEL NOTRE-DAME 駅

ところが C 線への乗換え口がわかりません。うろうろ
していて、ふと、黄色と黒のテープで雑に目隠しされて
いる看板が C 線への乗換え表示であることに気づきま
した。ロンドンといい、パリといい、地下鉄は止まって
ばかりです。

C 線工事中で乗換え看板は目隠し
C 線工事中で乗換え看板は目隠し

そこで B 線をもう 1 駅進んだシャトレー・レ・アレス
CHATELET LES HALLES 駅で 1 号線のシャトレー
CHATELET 駅に乗換え、目的地のシャンゼリゼ
Champs-Elysees Clemenceau駅へ向かいました。

シャトレー・レ・アレス CHATELET LES HALLES 駅
シャトレー・レ・アレス CHATELET LES HALLES 駅

最初からこの駅へ来ていれば乗換え 1 回なのですが、
なぜ乗換え 2 回の経路を最初選んだのかと言うと、こ
の駅はとても広くて、乗換えが大変だということが、路
線図を見ていてもわかったからなのです。実際、東京の
赤坂見附・永田町駅よりもはるかに長い乗換え経路でし
た。途中で分岐なのに 1 号線はこっち、という案内が
ない場所とかもあって不安になりつつ乗り換えました。
1 号線は大混雑ですが、日本と違って入口付近に立って
いる人が一度列車からホームに降りてくれるという事が
ないので、駅に止まるたびに乗り降りで大混乱が起きて
いました。また、車両の中ほどは少し空いているのです
が、奥へ詰めてくれる人もほとんどいません。私は最初
の駅ではうまく奥へ入れずドア前に立っていました。次
の駅では一度列車から出て、再び乗って奥へ行くことが
できたのですが、次の駅で、一度列車から降りる人がい
ない理由がわかりました。入口付近にいた人が一度降り
て、再び乗ろうとした時に、ドアを閉められてホームに
置き去りになってしまったのです。乗客は、出入り口を
譲るために降りるとすぐ閉められてしまうと思っている
ので降りないのです。
日本の鉄道のように出入り口を譲るために一度降りた人
が乗るのを車掌が確認してくれるような運用なら、多く
の人が一度降りて通路を確保できるので乗り降りがス
ムーズになって、結局は早く発車できるのと思うのです
が、フランスにはそういう考えはないようです。

列車は大混雑のままシャンゼリゼ駅へ着きました。

シャンゼリゼ Champs-Elysees Clemenceau 駅
シャンゼリゼ Champs-Elysees Clemenceau 駅

駅を出ようとすると、出口の両脇の壁の上に乗って観戦
している人がたくさんいました。日本なら警官が注意し
て降ろされると思うのですが、駅の入口に何人もいた警
官は注意もしていなかったので、フランスではこれは問
題視されないのでしょう。壁の上から地下鉄の階段側
は、一番奥のあたりでは 3m ぐらいの落差があります。
下はコンクリートのような硬い床面なので、落ちたら死
んでもおかしくない状況なのに、ちょっと怖すぎます。

メトロ出口の壁に乗って観戦する人々
メトロ出口の壁に乗って観戦する人々

駅はコンコルド広場と凱旋門の間にある交差点のところ
にあります。交差点の角は状況がわかる大型モニターが
設置されていることもあってか観戦ポイントとなってい
て、大勢の人が群がっています。肩車して横断幕を出し
て応援している人や、脚立に乗って応援している人など
もいました。

肩車で横断幕を出して応援する人
肩車で横断幕を出して応援する人

しかし地面はほぼ平らなので、前の方の群集が邪魔で
レースの様子は全然わかりません。しかし大型モニター
と、前方の人々の歓声でレースの集団が通過していく時
はわかります。頭の上の方に手をなるべく伸ばして、完
全なめくら押しでシャッターを何枚か切ってみました。
下の写真はその中で集団が映っていた 1 枚です。肉眼
では、前に立っている人の頭と、となりの人の頭の間の
わずかな隙間から前方が見えます。自転車が通過してい
るのも見えたような気もしますが、幻覚だったのかも知
れません...
周囲の人々のほとんども私と同じでレースは見えていな
いはずですが、とりあえず「ヒューヒュー」という感じ
の声や、色々な国の言葉と思われる掛け声をかけて、集
団の通過時には盛り上がります。

大集団が通過中
大集団が通過中

この場所では肉眼でまともにレースを見る事はできなさ
そうなので移動を始めました。凱旋門方向へかなり歩い
たところで、比較的人の壁の薄そうなところを見つけ、
後ろに立ってみました。

人の動きを観察していると、3 列目ぐらいまでの人は観
戦をやめて後ろへ下がってくる人がいます。その下がっ
てきた人と入替って別の人が入っていくというような流
れがあります。その流れを利用してうまく 3 列目まで
は入っていくことができました。そこでわかった事は、
結局道路に段差がないので、3 列目ではよく見えないと
いうことです。1 列目の人の頭と頭の間の空間から 2
列目の人が観戦していて、3 列目からだと、隙間はほと
んどないという状況です。
それでもレースの自転車が近づいてくるまでは背伸びを
すれば路面も見えていて、これなら観戦できそうだと
思っていたのですが、自転車が近づいてくると 2 列目
の人が背伸びをして、さらにカメラを頭上に突き出すた
め、よく見えなくなってしまいます。結局、前から 2
列目ぐらいまで行かないと肉眼ではまともにはレースは
見れないようです。2 列目までにいる人はかなり覚悟の
ある人々らしく全然移動しません。たぶん朝早くから来
て、その場所を確保していたのでしょう。逆に 3 列目
より後ろにいる人は、私よりは先に来ていたとしても、
そんなに前からいるわけではなく、しばらく 3 列目で
観戦すると、見えないことがわかるのでどいてしまい、
前述の人の流れができて、私も 3 列目までは行くこと
ができたということのようです。

写真は手を上に伸ばしてめくら押しは同じですが、さっ
きいた場所よりはかなりいい感じで撮ることができまし
た。

先頭で逃げを打っている選手
先頭で逃げを打っている選手

大集団を撮った写真には、マイヨジョーヌも写っている
ように見えます。(右端)

大集団が通過中
大集団が通過中

肉眼でも、前の人が頭をちょっと動かした瞬間とかに隙
間から覗き見るというようなレベルですが、自転車が
走っているのを見れました。でも、上の写真では写って
いるように見えるマイヨジョーヌなど、まったく判別不
能でした。

一生に一度見れるかどうかというツール・ド・フランス
観戦は、このようにして終わったのでした... なんだか
なぁ、という点もありますが、個人的には満足してま
す。
posted by Okumura at 23:48 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

強行・日帰り海外旅行、パリで自由の女神原型像を見る

パリに行くことにして、5 時間ちょっとしかない滞在時間でツール・ド・フランスの見物以外に何ができるかと考えていた時、そういえば、以前から見てみたいものがあった事を思い出しました。自由の女神の原型像です。

New York 港にある自由の女神像の原型像が、パリ市内のリュクサンブール Luxembourg 公園にあります。この Luxembourg という単語の日本での一般的な読みは、ルクセンブルクで、ベネルクス 3 国の 1 つと同じ綴りです。

パリ北駅からは地下鉄で移動します。

パリ北駅 Gare du Nort のファサード
パリ北駅 Gare du Nort のファサード

パリ北駅の観光案内所でパリ・ビジット PARIS VISITE という、地下鉄・バスの 1 日乗り放題券を買いました。すでに午後だったため、窓口のおばちゃんに「今日の乗り放題券で合ってる? 今から買うの?」としつこく確認されてしまいました。たぶんお得度合いで言えばカルネ (回数券) を買った方がよかったのだと思いますが、最初から決めていたので PARIS VISITE を買いました。

パリ・ビジット PARIS VISITE - 地下鉄・バス 1 日乗り放題券
パリ・ビジット PARIS VISITE - 地下鉄・バス 1 日乗り放題券

パリ北駅の地下鉄へ降りていく部分はとても綺麗に作り直されて明るい雰囲気なのですが、階段の途中からは 1998 年に来た時と変わっていなくて、暗くて汚いままです。

パリ北 PARIS NORD 駅
パリ北 PARIS NORD 駅

リュクサンブール Luxembourg 駅へは RER または B という路線 (同じホームに来ます。RER は私鉄の相互乗り入れで、B は地下鉄の路線名であるようです) で、乗換えなし、わずか 3 駅です。

リュクサンブール Luxembourg 駅
リュクサンブール Luxembourg 駅

リュクサンブール Luxembourg 駅で出ようとしたら、出口改札に近づいただけではゲートが開きません。1998 年に来た時は均一料金だったので、出口ゲートは近づくと切符の確認なしに開くタイプだったのですが、どうやらゾーン制料金に変更になって、出口でも切符が必要になったようです。

リュクサンブール公園 Jardin du Luxembourg について、案内図で自由の女神像を探します。

リュクサンブール公園 Jardin du Luxembourg 案内図
リュクサンブール公園 Jardin du Luxembourg 案内図

細かい説明も含めて、かなり一生懸命探したつもりですが、見つけられません。あんな有名な像について案内図に書いてないなんてことはないと思ってしばらく探したのですが、見つけられず、歩き回って探すことにしました。

公園自体は林になっている部分と、広場の部分、リュクサンブール宮殿、芝生と並木の部分などがあります。どのエリアにも彫刻があって、1 つ 1 つ見て行っていても、自由の女神に行き当たることはないのではないかと思えるほどでした。
あと、この公園は、とても人が多いです。日比谷公園以上の人口密度です。公園内のベンチは、全て人が座っているといっていいぐらいだったし、公園内にあるいくつかのカフェも、ほぼ満席でした。芝生のところにもゴロゴロしている人がいるのですが、これまで私が海外の公園でよく見かけてきた「外人が芝生でゴロゴロ」している光景とは全く密度が違います。人がぎっちりいて驚きました。

リュクサンブール公園中央の広場
リュクサンブール公園中央の広場

リュクサンブール宮殿 (現在は国会議事堂でもあります)
リュクサンブール宮殿 (現在は国会議事堂でもあります)

リュクサンブール公園中央南側の芝生
リュクサンブール公園中央南側の芝生

リュクサンブール公園の花壇
リュクサンブール公園の花壇

しばしうろうろした所で、警察官を見かけて聞いてみました。英語わかりますか? と聞くと "No" と言われて、私が黙ってしまっていると "Little" といい直してくれました。「この公園に自由の女神像 (Statue of Liberty) があると聞いたのですが、どこですか?」と聞くと、「Yes. ついてこい」と言われてしばらく案内された後、「あとはこの道をまっすぐ行くだけ」と英語で言われた後、フランス語で何か追加説明らしき事を言われました。フランス語はわからないんですけど...

ともかく警官に言われた方向へ歩き、少し迷ってから、自由の女神像を見つけました。

自由の女神原型像
自由の女神原型像

Web で探しても公園自体の場所はあちこちで書かれていますが、このけっこう広い公園の中での具体的な位置はあまり書かれていないようです。ということで、なるべくわかりやすく書きたいところなのですが、文章で表現するのも難しいので、公園の地図に赤丸印を付けて示しておきます。以下の赤丸のあたりです。上にある全体の地図とあわせてご覧ください。この写真の写している範囲は、上の全体の地図の写真で言えば、左下 (南西) にあたる範囲です。

自由の女神原型像の場所
自由の女神原型像の場所

バカ写真も撮ってもらいましたが、縦位置で、とお願いすべきでした。足もまねしているつもりなのに、撮ってもらった写真には全身が写っていませんでした。

自由の女神原型像
自由の女神原型像

次回は、いよいよツール・ド・フランスを見物します。

posted by Okumura at 23:46 | ☀ | Comment(5) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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