前回の千枚田作業だった2 回目の草刈りの時はまだまだ軽かった稲穂に、身が詰まって重くなっています。
棚田は手作業での稲刈りの準備として一方向に少し倒されています。稲刈り作業を簡単にするためにわざと倒されているのです。この作業は現地の農家の方が終わらせてくれています。
稲が実って稲刈り準備が整った棚田

続いて稲刈りの方法を、地元の農家のおばあちゃんから教えてもらいます。
稲刈りの方法を説明する農家のおばちゃん (動画)
稲を刈るには、まず稲を束ねるためのロープを地面に置き、2 〜 4 株を刈って片手にまとめて握って束にして、それをロープの上に置きます。
同じように 2 〜 4 株を刈って次の束を作り、先ほどの束と X (エックス) 字に、刈った根元部分から 10 〜 15cm ぐらいのところを重ねて置きます。
同じようにあと 2 束刈って、順次重ねていきます。
その後、ロープを締めて、ねじって、ロープのねじった部分を締めたところに押し込むようにして留めにします。
X 字型にまとめられた稲の束

このように X 字型にするのは、このあと、"おだ掛け" と呼ばれる稲を干すための木に稲をかける時に、この形でないと掛けられないからです。
説明を聞いてやり方がわかったら、稲刈り開始です。この日はけっこう気温が高く、日差しも時々出てきていたので、汗が噴出してきます。稲をしばらく刈っては、お茶を飲んで休憩という感じで進めていきますが、時々木陰に行って休みたくなるぐらいの暑さです。実際木陰で休んでいる人もたくさんいました。
稲刈りの光景

私はこの日の午後別の用事があって途中で帰らなければならなかったため、開始から 1 時間ほどで田んぼをあとにしました。帰る直前に、自分が稲刈りをしてきたところを振り返って撮ったのが下の写真です。田んぼの中に積まれた 7 つぐらいの山が私が刈った分です。畦道に積まれた分は、別の人が刈った分です。
自分で刈った稲

この田んぼにも、このあと農家の方がおだ掛けを立ててくれて、これらの稲の束をかけていくわけです。私が帰る時点では、我々が稲刈りをしていた田んぼのおだ掛けはまだ出来ていませんでしたが、他の稲刈りが終わった田んぼにおだ掛けがあったので、写真を撮ってきました。
おだ掛け

1 週間ほど天日で干すと、いよいよ脱穀です。だんだん食べられるお米に近付いてきました。
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草刈りと違って人気イベントの稲刈りだけに盛況でしたが、NPO の Blog 写真を見ても、草刈りの時と違って人がたくさん来ている様子が見て取れます。
午前中で終わった田植えよりも稲刈りは時間のかかるイベントです。私が帰った後も、稲刈り完了まではかなり長時間かかったようで、午後まで作業をしてくださった人もいるそうです。
http://www.senmaida.com/diary/diary.cgi?no=227