2010年10月24日

七島計画番外 - 新潟県粟島 (あわしま) 1 周サイクリング

昨 2009 年の三宅島で一応の完結を見た七島計画ですが、年に 1 度のサイクリング企画は継続することにして、今年は新潟県の粟島 (あわしま) という島を一周してきました。

1 日目 - 2010/10/23(土)

2010/10/23(土) の早朝 4:30am に、さいたま市の和久さんを迎えに行き、そのまま関越道で新潟県の岩船港を目指します。途中、予定していたフェリーに間に合わないかと思ったりもしましたが、最後の方でカーナビの地図より先の方まで高速道路が開通していたりしたおかげなどもあって、フェリー出発時間の 1 時間前ぐらいには岩船港に到着しました。

岩船港
岩船港

この船は、粟島汽船という会社のフェリーあわしま丸です。ぱっと見では旅客船に見えますが、実は車両甲板を備えています。船の後ろ側に回ると、トラックなどが積み込まれていました。しかし運賃表には手荷物や自転車の料金は載っていますが、自動車の料金は載っておらず、通常のフェリーのように車を運んでいるのではなく、何らかの契約のある車両だけを運搬しているようでした。

あわしま丸の車両甲板
あわしま丸の車両甲板

岩船港に車を停めたまま、10:30 に岩船港を出るフェリーに乗りこみ、粟島を目指します。我々は2 等船室です。日本のフェリーでよく見る、カーペット敷きの雑魚寝スペースです。こういう構造の客室は日本でしか見ないような気がします。なんとなく後進国っぽくて、国全体が貧しかった頃の日本を引きずっているようで面白い感じがします。

あわしま丸 2 等船室
あわしま丸 2 等船室

1 時間 30 分で粟島に到着です。この日の海は非常におだやかで快適な航海でした。

あわしま丸からみた粟島
あわしま丸からみた粟島

粟島の内浦港では、大漁旗を振って到着するフェリーを歓迎してくれていました。これまでもいくつかの島にフェリーで渡ってきましたが、ここまで歓迎してくれたのは初めてです。

大漁旗を振って歓迎してくれる地元の方々
大漁旗を振って歓迎してくれる地元の方々

12:00 到着で、ちょうど昼時です。港の目の前の建物の 2F にレストランがあるので、そこで食事をしようと建物に入っていくと、衝撃的な掲示がありました。

「昼食は予約者のみです」の掲示
「昼食は予約者のみです」の掲示

七島計画のリーダー福西がレストランへ聞きに行ってくれて、カレーかラーメンなら予約なしでもいいですと言われ、昼食難民をまぬがれました。

昼食のカレーライス
昼食のカレーライス

今回の宿はかねひら旅館というところです。港のすぐ近くなのですが、輪行袋に入れたままの自転車をかついでいくのも大変なので、港で組み立ててしまいました。

中村さんの自転車 (モールトン)
中村さんの自転車 (モールトン)

福西の自転車 (GIANT)
福西の自転車 (GIANT)

奥村の自転車 (Bridgestone Anchor)
奥村の自転車 (Bridgestone Anchor)

和久さんの自転車 (TREK)
和久さんの自転車 (TREK)

宿に荷物を置かせてもらい、1 周サイクリングに出発です。

内浦からは、特にこれといった理由もなく、時計回りにまわることにして出発しました。最初はコンクリート舗装で路面がちょっとガタガタしているものの、海沿いの平坦な道を進みます。非常に快適です。しかし、しばらくすると急な坂が目の前に現れました。

平坦な道が急坂にさしかかるあたり
平坦な道が急坂にさしかかるあたり

坂の半分ぐらいのところで、早くも休憩です。中村さんも和久さんもすでにヘロヘロです。海の景色はとても美しいのですが、2 人ともそれを見ている余裕はなさそうです。

坂の途中で休憩
坂の途中で休憩

しばらく進むと展望台がありました。

展望台から本州側の景色
展望台から本州側の景色

さらにどんどん進みます。展望台のところからは日本海側にまわり、急な下りがスタートします。下りの途中からの景色も絶景です。

下り坂途中の日本海側の景色
下り坂途中の日本海側の景色

道は一度坂を下りきって、粟島に 2 つしかない集落の 1 つ、釜谷の港に到着します。ちなみに、もう 1 つの集落はフェリーが発着する港のある内浦です。内浦は粟島の本州の方を向いた側にあり、釜谷は、日本海を向いた側にあります。
釜谷には、かもめ食堂という小さな食堂がありました。私は聞いた事もない店でしたが、テレビで紹介されたことがあるということを店の前の立て看板で大々的にうたっていました。

かもめ食堂のイカしたアイスクリームのポスター
かもめ食堂のイカしたアイスクリームのポスター

釜谷からは内浦へ直接進む道路を少し進んでから、一周道路へと分岐していきます。その分岐のあたりまでは厳しいのぼりがありましたが、その先の道は、崖の上の方をずっと進んでいく感じで、坂もそれほど厳しくなく、景色も非常によく、楽しくサイクリングができました。

日本海側の景色
日本海側の景色

日本海側の景色

1 周 25km ぐらいのところを 3 時間以上もかけて 1 周しました。毎年のことながら我々のペースは激遅で、今回も平均 8km/h です。果たして我々がロードレーサーに乗っている意味はあるのでしょうか。

ゴールとなった内浦港と私の自転車
ゴールとなった内浦港と私の自転車

1 周を終えて宿に戻り、着替えてから、おと姫の湯という温泉へ行きました。

おと姫の湯
おと姫の湯

泡姫ちゃん T シャツを売っていました。T シャツコレクターの福西が買っていましたが、私は我慢して買いませんでした。

泡姫ちゃん T シャツの POP
泡姫ちゃん T シャツの POP

粟ソングという謎の CD も売っていました。

粟ソングという謎の CD
粟ソングという謎の CD

宿に戻って 18:00 から夕食です。地元でとれた魚尽くしで、焼き魚、さざえ、お刺身が写真に写っています。この後さらに追加で煮魚と天ぷらの盛合せが来ましたが、天ぷらのうち 2 品は白身魚でした。

かねひら旅館の夕食
かねひら旅館の夕食

食事を終えて部屋に戻ったのはまだ 19:00 過ぎでしたが、なんと 19:30 には寝てしまいました。

2 日目 - 2010/10/24(日)

6:30am ぐらいに他の参加者が起きて布団をたたんだりしている音で目覚めました。ぎりぎりまで粘って布団で横になっていましたが、宿の朝食時間は早くて 7:00 からなので 6:50 ぐらいに起きて顔を洗って朝食を食べる部屋へ移動します。

朝食は和定食に、目玉焼きとソーセージなど、ちょっと洋風のアクセントがあるというものです。しかし、リーダーの福西が「わっぱ汁」という、この島の名物料理を昨日の夕食で食べるつもりでいたのに注文し忘れていたため、朝食に追加で注文していました。そのため、夕食に引き続いて魚尽くしとなってしまいました。

かねひら旅館の朝食
かねひら旅館の朝食

で、これがわっぱ汁です。写真では何がなんだかわかりませんが、沸騰しています。実はわっぱという容器に、魚を具にした味噌汁が入っていて、そこに焼いた石が入っています。その石のために味噌汁が煮えているのです。

沸騰するわっぱ汁
沸騰するわっぱ汁

しばらくすると落ち着きました。

落ち着いたわっぱ汁
落ち着いたわっぱ汁

朝食も、元々焼き魚がついている上に、わっぱ汁には魚が 3 匹も入っています。夕食以上に魚尽くしとなってしまいました。

朝食を食べ終えてくつろぐ福西
朝食を食べ終えてくつろぐ福西

今日は基本的に帰るだけです。宿をチェックアウトして港に自転車を置いて、荷物をコインロッカーに入れて、内浦の町を観光しました。

港の目の前には東北電力粟島火力発電所があります。町の一番いいところに火力発電所があるという衝撃的なレイアウトです。近寄って見ていると、写真の巨大な金属の筒には「消音器」と書いてありました。マフラーってことなのでしょうか?

巨大消音器
巨大消音器

こちらは漁港近くの公園のトイレについていたカワイイお手洗いマークです。

かわいいお手洗いマーク
かわいいお手洗いマーク

漁港にはガソリンスタンドがありました。この島唯一のガソリンスタンドです。カード払い式のフルセルフスタンドです。ちなみにハイオクは売っていませんでした。
宿の人に聞いたところ、ずっと前からフルセルフということで、本土でフルセルフが解禁されるより前からそうだったようです。先進的ですね。

フルセルフガソリンスタンド
フルセルフガソリンスタンド

集落裏手の山の中に「風の三郎様」という神様が祀られているということなので見に行きました。当然内浦の集落を通って行きますが、内浦はなかなかフォトジェニックでいい感じです。

内浦
内浦

風の三郎様
風の三郎様

続いても神様です。八所神社という神社です。地図を見て八所神社へ向かう途中、樹齢 600 年の大銀杏など、古木が何本もある中央に、なんとなく神社っぽくも見えなくはない建物がある場所があって、それが八所神社なのかと勘違いしそうになりましたが、もう少し奥へ進んだところにありました。

八所神社
八所神社

漁港へ戻ります。漁港には見慣れないものが色々あって面白かったのですが、特に気になったのがこのなぞの機械です。近くで見るとプレートがあるのですが、(株)九州アワクメ製の油圧漁労機械としか書かれておらず、謎が深まります。

油圧漁労機械
油圧漁労機械

漁港をうろうろしていると、帰りに乗る高速船「あすか」が入港してきました。

高速船あすか
高速船あすか

港にはなぜか馬が 2 頭いました。どこかの宿で飼われている馬が、お客様を見送りに来たのでしょうか。

港に来ていた馬 2 頭
港に来ていた馬 2 頭

高速船は特急列車のような座席になっている客席がほとんどですが、一番前に「特別室」というソファーやテーブルがあるところがあります。自由に使えるようになっていて、乗客も少なく空いていたこともあって、せっかくなので使わせてもらいました。

高速船あすかの特別室でくつろぐ参加者
高速船あすかの特別室でくつろぐ参加者

来るときの船は岩船から粟島まで 1:30 かかりましたが、この船は 1 時間ちょうどで粟島から岩船まで行きます。1.5 倍ぐらい速度が速いということになります。実際乗っていると速度感が全然違います。しかし、揺れも全然違います。往路に乗った船はほとんど揺れを感じないほどだったのですが、この高速船はモーターボートのように波をたたきながら進んでいるのがわかり、けっこう激しく揺れます。名目上の運賃 1,830 円は共通ですが、高速船は急行料金 1,860 円が必要なので、実質倍の運賃です。揺れは、一番揺れを感じやすい先頭部分にある特別室に入ってしまったことや、土曜日と日曜日の天候の違いなどもあって一概には比較できない部分もありますが、これだけ激しく揺れて乗り心地が悪いのなら、30 分遅くても、安い普通の船の方がよかったかなと思ってしまいました。

粟島をあとにする高速船の航跡
粟島をあとにする高速船の航跡

岩船港で自転車をバラし、輪行袋に入れて車に積み込みます。

輪行袋に収まった奥村の自転車
輪行袋に収まった奥村の自転車

和久さんの輪行袋は、高級品のオーストリッチブランドです。私の本当に布切れにすぎない感じの袋とちがって構造がちゃんとあって、車輪などがしっかり納まっていました。

和久さんのオーストリッチブランド輪行袋
和久さんのオーストリッチブランド輪行袋

昼食は新潟の地元のものを食べたいということで、B 級グルメの「イタリアン」を食べに、みかづきというチェーン店に行きました。

みかづき PIO ピオ 21 店
みかづき PIO ピオ 21 店

バリエーション豊富で悩みましたが、最も標準的なイタリアンと、トマトツナイタリアンを頼みました。トマトツナイタリアンは、イタリアンの正常進化系という感じで、見た感じも味も似ていました。他の人はホワイトイタリアンなど、ちょっと毛色の変わったバリエーションを食べていたので、私もそういうのにした方がよかったかも知れません。

トマトツナイタリアン (左) とイタリアン
トマトツナイタリアン (左) とイタリアン

和久さんのビーフイタリアン
和久さんのビーフイタリアン

福西のホワイトイタリアン
福西のホワイトイタリアン

あとは高速道路に乗ってひたすら帰るだけです。渋滞がなければ夕食時には帰宅できていたかも知れないぐらいの時間には新潟を出れたのですが、常磐道は大混雑で何箇所も渋滞していました。結局、途中の上里 S.A. で夕食となりました。

上里 S.A. レストランで食べた豚と舞茸鉄板焼
上里 S.A. レストランで食べた豚と舞茸鉄板焼

上里 S.A. では、鉾八のひとくちかまぼこチーズ味という商品が、モンドセレクション 2010 で銀賞受賞という広告を出していました。モンドセレクションで金賞を取れない食べ物があるということに驚きました。モンドセレクションの銀賞は「落選」みたいなものなので、広告に使うのはどうかと思います。出している人はわかってないのでしょうか...

鉾八のひとくちかまぼこチーズ味モンドセレクション銀賞受賞
鉾八のひとくちかまぼこチーズ味モンドセレクション銀賞受賞

上里を出てからも渋滞は続き、距離はありませんが、高坂 S.A. でもトイレ休憩をしました。高坂 S.A. では車種はわかりませんでしたが、イカした車が停まっていました。

高坂 S.A. で見かけたイカした車
高坂 S.A. で見かけたイカした車

中村さんを自宅まで送って帰宅しました。898.6km のドライブでした。

来年の七島計画は、瀬戸内海しまなみ海道を走る予定です。

posted by Okumura at 23:33 | 神奈川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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