2008年07月27日

強行・日帰り海外旅行、ツール・ド・フランス

リュクサンブール公園からは、来た時と同じ RER また
は B 線に乗り、サン・ミッシェル・ノートルダム駅で
C 線へ、さらに Invalides という駅で 13 号線に乗換
えという経路で行くつもりでした。

サン・ミッシェル・ノートルダム SAINT-MICHEL
NOTRE-DAME 駅までは 1 駅だけで、順調に移動しまし
た。

サン・ミッシェル・ノートルダム SAINT-MICHEL NOTRE-DAME 駅
サン・ミッシェル・ノートルダム SAINT-MICHEL NOTRE-DAME 駅

ところが C 線への乗換え口がわかりません。うろうろ
していて、ふと、黄色と黒のテープで雑に目隠しされて
いる看板が C 線への乗換え表示であることに気づきま
した。ロンドンといい、パリといい、地下鉄は止まって
ばかりです。

C 線工事中で乗換え看板は目隠し
C 線工事中で乗換え看板は目隠し

そこで B 線をもう 1 駅進んだシャトレー・レ・アレス
CHATELET LES HALLES 駅で 1 号線のシャトレー
CHATELET 駅に乗換え、目的地のシャンゼリゼ
Champs-Elysees Clemenceau駅へ向かいました。

シャトレー・レ・アレス CHATELET LES HALLES 駅
シャトレー・レ・アレス CHATELET LES HALLES 駅

最初からこの駅へ来ていれば乗換え 1 回なのですが、
なぜ乗換え 2 回の経路を最初選んだのかと言うと、こ
の駅はとても広くて、乗換えが大変だということが、路
線図を見ていてもわかったからなのです。実際、東京の
赤坂見附・永田町駅よりもはるかに長い乗換え経路でし
た。途中で分岐なのに 1 号線はこっち、という案内が
ない場所とかもあって不安になりつつ乗り換えました。
1 号線は大混雑ですが、日本と違って入口付近に立って
いる人が一度列車からホームに降りてくれるという事が
ないので、駅に止まるたびに乗り降りで大混乱が起きて
いました。また、車両の中ほどは少し空いているのです
が、奥へ詰めてくれる人もほとんどいません。私は最初
の駅ではうまく奥へ入れずドア前に立っていました。次
の駅では一度列車から出て、再び乗って奥へ行くことが
できたのですが、次の駅で、一度列車から降りる人がい
ない理由がわかりました。入口付近にいた人が一度降り
て、再び乗ろうとした時に、ドアを閉められてホームに
置き去りになってしまったのです。乗客は、出入り口を
譲るために降りるとすぐ閉められてしまうと思っている
ので降りないのです。
日本の鉄道のように出入り口を譲るために一度降りた人
が乗るのを車掌が確認してくれるような運用なら、多く
の人が一度降りて通路を確保できるので乗り降りがス
ムーズになって、結局は早く発車できるのと思うのです
が、フランスにはそういう考えはないようです。

列車は大混雑のままシャンゼリゼ駅へ着きました。

シャンゼリゼ Champs-Elysees Clemenceau 駅
シャンゼリゼ Champs-Elysees Clemenceau 駅

駅を出ようとすると、出口の両脇の壁の上に乗って観戦
している人がたくさんいました。日本なら警官が注意し
て降ろされると思うのですが、駅の入口に何人もいた警
官は注意もしていなかったので、フランスではこれは問
題視されないのでしょう。壁の上から地下鉄の階段側
は、一番奥のあたりでは 3m ぐらいの落差があります。
下はコンクリートのような硬い床面なので、落ちたら死
んでもおかしくない状況なのに、ちょっと怖すぎます。

メトロ出口の壁に乗って観戦する人々
メトロ出口の壁に乗って観戦する人々

駅はコンコルド広場と凱旋門の間にある交差点のところ
にあります。交差点の角は状況がわかる大型モニターが
設置されていることもあってか観戦ポイントとなってい
て、大勢の人が群がっています。肩車して横断幕を出し
て応援している人や、脚立に乗って応援している人など
もいました。

肩車で横断幕を出して応援する人
肩車で横断幕を出して応援する人

しかし地面はほぼ平らなので、前の方の群集が邪魔で
レースの様子は全然わかりません。しかし大型モニター
と、前方の人々の歓声でレースの集団が通過していく時
はわかります。頭の上の方に手をなるべく伸ばして、完
全なめくら押しでシャッターを何枚か切ってみました。
下の写真はその中で集団が映っていた 1 枚です。肉眼
では、前に立っている人の頭と、となりの人の頭の間の
わずかな隙間から前方が見えます。自転車が通過してい
るのも見えたような気もしますが、幻覚だったのかも知
れません...
周囲の人々のほとんども私と同じでレースは見えていな
いはずですが、とりあえず「ヒューヒュー」という感じ
の声や、色々な国の言葉と思われる掛け声をかけて、集
団の通過時には盛り上がります。

大集団が通過中
大集団が通過中

この場所では肉眼でまともにレースを見る事はできなさ
そうなので移動を始めました。凱旋門方向へかなり歩い
たところで、比較的人の壁の薄そうなところを見つけ、
後ろに立ってみました。

人の動きを観察していると、3 列目ぐらいまでの人は観
戦をやめて後ろへ下がってくる人がいます。その下がっ
てきた人と入替って別の人が入っていくというような流
れがあります。その流れを利用してうまく 3 列目まで
は入っていくことができました。そこでわかった事は、
結局道路に段差がないので、3 列目ではよく見えないと
いうことです。1 列目の人の頭と頭の間の空間から 2
列目の人が観戦していて、3 列目からだと、隙間はほと
んどないという状況です。
それでもレースの自転車が近づいてくるまでは背伸びを
すれば路面も見えていて、これなら観戦できそうだと
思っていたのですが、自転車が近づいてくると 2 列目
の人が背伸びをして、さらにカメラを頭上に突き出すた
め、よく見えなくなってしまいます。結局、前から 2
列目ぐらいまで行かないと肉眼ではまともにはレースは
見れないようです。2 列目までにいる人はかなり覚悟の
ある人々らしく全然移動しません。たぶん朝早くから来
て、その場所を確保していたのでしょう。逆に 3 列目
より後ろにいる人は、私よりは先に来ていたとしても、
そんなに前からいるわけではなく、しばらく 3 列目で
観戦すると、見えないことがわかるのでどいてしまい、
前述の人の流れができて、私も 3 列目までは行くこと
ができたということのようです。

写真は手を上に伸ばしてめくら押しは同じですが、さっ
きいた場所よりはかなりいい感じで撮ることができまし
た。

先頭で逃げを打っている選手
先頭で逃げを打っている選手

大集団を撮った写真には、マイヨジョーヌも写っている
ように見えます。(右端)

大集団が通過中
大集団が通過中

肉眼でも、前の人が頭をちょっと動かした瞬間とかに隙
間から覗き見るというようなレベルですが、自転車が
走っているのを見れました。でも、上の写真では写って
いるように見えるマイヨジョーヌなど、まったく判別不
能でした。

一生に一度見れるかどうかというツール・ド・フランス
観戦は、このようにして終わったのでした... なんだか
なぁ、という点もありますが、個人的には満足してま
す。

posted by Okumura at 23:48 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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