2010年09月12日

東京国際空港 (羽田空港) D 滑走路ウォーキング・イベント

空の日のイベントとして開催された、東京国際空港 (羽田空港) の、もうすぐ利用開始となる D (05/23) 滑走路を歩けるというイベントに行ってきました。

集合場所はモノレールの新整備上駅を降りたところです。私は降りるのは 2 度目ですが、普通は降りることのない駅ですよね...

モノレール新整備上駅
モノレール新整備上駅

駅は地下駅となっていて、通路から地上に出ると、見慣れたリムジンバスが停まっていました。このバスが参加者を D (05/23) 滑走路まで連れて行ってくれます。

D (05/23) 滑走路行きバス
D (05/23) 滑走路行きバス

受付を済ませると、定規をくれます。これは D 滑走路ウォーキングイベントの参加記念品であると同時に、バスの乗車証となります。

D 滑走路ウォーキング参加記念定規
D 滑走路ウォーキング参加記念定規

自分のバスの時間が来て出発です。バスは通常の車も通れる道をしばらく走ります。以前 D (05/23) 滑走路を見るための展望台があった場所へ続く道です。(展望台の公開は終了していましたが、展望台の建物は残っていました) そして全日空が B-787 導入に備えて新しくつくった格納庫の前あたりにあるゲートからセキュリティエリアへと入っていきます。ここから先は通常は一般人立ち入り禁止の区域です。

セキュリティーゲートにさしかかるバス
セキュリティーゲートにさしかかるバス

こちらが B-787 用に作られたという全日空の新しい整備用格納庫です。B-787 専用というわけではなく、既に機体を入れて整備に利用していました。

全日空の整備用格納庫
全日空の整備用格納庫

こちらは消防署です。D (05/23) 滑走路が出来たことで従来の位置から D (05/23) 滑走路が遠すぎるということで、D (05/23) 滑走路も完成した状態で、空港全域にすぐに出動できるような位置に新たに建設されました。

新しい消防署
新しい消防署

こちらは D (05/23) 滑走路から見たランプウェイの橋です。飛行機は東京国際空港本体の島から、この橋を渡って D (05/23) 滑走路島へ渡ってきます。左手奥に管制塔が見えています。右手にランプウェイの橋から少し離れてもう 1 つ橋があるのがわかるでしょうか? こちらの橋は管理用の自動車などが走る橋で、バスはそこを渡ってきました。ランプウェイ橋自体往復それぞれに 1 本づつの計 2 本ありますが、この管理用通路の橋も、同じような橋が、ランプウェイ橋の反対側にももう 1 つあります。

D (05/23) 滑走路から見たランプウェイ橋
D (05/23) 滑走路から見たランプウェイ橋

ランプウェイ橋と、上で説明したもう 1 つの管理用自動車のための橋の間の部分です。

ランプウェイ橋と管理用通路橋の間の部分
ランプウェイ橋と管理用通路橋の間の部分

ほどなくバスは D (05/23) 滑走路に到着です。

滑走路には、利用していない滑走路であることを示す X マークが複数描かれています。そのうち一番ランウェイエンドに違いマークは、ペイントではなく、ごらんのように白い布のようなものを水を使ったバラストをたくさん乗せて風で飛んでいかないようにしただけのものでした。

水バラストで押さえた布で描かれた X マーク
水バラストで押さえた布で描かれた X マーク

滑走路の X マークは複数描かれていましたが、こちらの X マークはちゃんとペイントされていました。

ペイントされた X マーク
ペイントされた X マーク

X マークペイントと、センターラインのペイントの交わっている部分です。近くでよく見ると、センターラインは本当にペイントですが、X マークの方は、シール状のもののようで、剥がすことができるようです。

X マークペイントとセンターラインの交点付近
X マークペイントとセンターラインの交点付近

これらの写真を見ると気づく人は気づくと思いますが、通常空港の滑走路の舗装面には細かい溝が刻まれていますが、この滑走路にはそれがありません。なぜか聞いて見たところ、滑走路の舗装がある程度落ち着かないと、あの溝をほる作業 (グルービングと言うらしいです) はできないのだそうです。2 ヶ月ぐらいすればグルービングできるはずとのことでした。

滑走路の夜間の標識灯なども既に設置済みです。

滑走路の標識灯
滑走路の標識灯

こちらも滑走路の標識灯です。上の写真の標識灯と違って、上を飛行機が通る場所にあるので、踏んでも大丈夫なような構造となっています。

飛行機に踏まれてもよう構造になっている滑走路標識灯
飛行機に踏まれてもよう構造になっている滑走路標識灯

滑走路から少し離れた海の近くの部分に、なんだかよくわからない航空標識らしき施設がありました。私はパイロットなので一応航空標識は一通り知っているはずなのですが、これが何かはわかりませんでした。まぁ、計器飛行証明持ってないので、そういった関連の施設だと知らないのですが。

謎の航空標識らしき施設
謎の航空標識らしき施設

この標識が立っている場所は桟橋工法部の滑走路の外です。見た感じでは滑走路内と同じように舗装されています。上空から見て区別がつきにくそうです。ドバイかどこかの空港で、芝生が育たないために滑走路周囲のグラスエリアは舗装した上で緑に塗っている空港があるとかいう事を聞いたことがあったので、ここは塗らないのかと思って聞いてみたところ、やはり人工芝とするか、ペイントするかしたいと考えているようですが、実際にどうするかは未定なのだそうです。

こういう謎の標識はありましたが、PAPI がありません。多摩川河口 (05) 側からは離陸するだけで、着陸には使わないので、こちら側に PAPI はつけなかったのだそうです。しかし、沖合い (23) 側から進入してきた飛行機が go around する可能性はあるので、多摩川河口 (05) 側にも進入平面の設定はあり、それにひっかかってしまった浮島のピラミッドは、上部がカットされました。

新しい滑走路ができて形を変えなければいけなかったのは浮島ピラミッドだけではありません。東京国際空港の本体側の空港島の多摩川河口付近には、航空燃料を運ぶタンカーが荷揚げをするための桟橋がありました。その先に D (07/23) 滑走路が出来てしまったため、この桟橋は従来の形状のままだと使えなくなることがわかり、少し曲げた形に変更されました。

滑走路を人がワラワラと歩く光景は、なかなか不思議です。その上空を A (16L) 滑走路へ着陸していく飛行機が通りすぎていきます。

A (16L) 滑走路へ着陸していく機体と D (05/23) 滑走路を歩く人々
A (16L) 滑走路へ着陸していく機体と D (05/23) 滑走路を歩く人々

完成したばかりの滑走路のはずなのに、なぜか既に補修の跡らしき部分がありました。滑走路に設けられた航空標識などの設備の確認のために、国土交通省の飛行機などが既にこの滑走路で離着陸していたはずなので、実はその時に何かしらのアクシデントが発生していたのかも知れません。

なぜか既に補修の跡が...
なぜか既に補修の跡が...

こちらは黒い布状のものが、やはり多数の水バラストで押さえてあります。何かを隠してあるようなのですが、謎でした。

水バラストで押さえられた黒い布状のもの
水バラストで押さえられた黒い布状のもの

近寄ってみると水バラストといい、黒い布状のものといい、なんとも不思議な感じです。

水バラストと黒い布状のもの (クローズアップ)
水バラストと黒い布状のもの (クローズアップ)

参加者には親子連れも多くいました。取材のテレビカメラがセンターライン付近で遊ぶ子供の姿を撮っていました。

滑走路センターラインで遊ぶ子供を取材するテレビクルー
滑走路センターラインで遊ぶ子供を取材するテレビクルー

滑走路を歩けるのは 05 側 (多摩川河口に近い側) のエンドから全体の 1/4 ぐらいのところまでで、その先は立ち入り禁止でした。そこに帰り用のバスが待っています。歩けた範囲はすべて桟橋工法の部分で、埋立工法部分へは入れませんでした。

帰りのバスに乗る場所付近から、立ち入れない区間を見る
帰りのバスに乗る場所付近から、立ち入れない区間を見る

せっかくなので他の参加者に D (05/23) 滑走路上に立っている記念写真というか、証拠写真を撮ってもらいました。

D (05/23) 滑走路に立つ奥村
D (05/23) 滑走路に立つ奥村

帰りのバスで、桟橋工法部分と埋立工法部分の接続部の近くを通るので、その部分の写真を撮ってみました。温度変化による桟橋部分の伸び縮みや、経年変化による高さの変化などを吸収しつつ、飛行機のランディングに耐える強度が必要ということで、今回の工事における技術的には最大のチャンレンジだった部分だそうです。写真ではわかりにくいのですが、けっこう幅があります。(5, 6m ぐらい?) この長さ方向のズレを調整する接続部は、新規に開発したわけではなく、イタリア製の既存のものだそうです。

桟橋工法部分と埋立工法部分の接続部
桟橋工法部分と埋立工法部分の接続部

上記のような接続部があったとしても、おそらく沈下していくであろう埋立部と、ほとんど沈下しないと思われる桟橋部で高さの差がだんだん出てきそうな気がするので聞いて見ると、なんと埋立部の舗装を必要に応じて厚くしていくことで対応する予定なのだそうです。

ランプウェイ橋の取り付け部付近には建設を記念して工法などの説明が書かれたプレートが設置されています。写真はランプウェイ橋取り付け部の沖合い側付近に設置されたプレートです。バスで一瞬で通過してしまったため写真を撮れませんでしたが、取り付け部の反対側 (多摩川河口側) 付近には、「新滑走路建設記念」というような感じの事が書かれたプレートが設置されていました。

D (05/23) 滑走路建設記念プレート
D (05/23) 滑走路建設記念プレート

ということで、実際に運用開始となるとおそらく二度とできないと思われるランウェイウォークイベントに参加してきました。今後一般人が東京国際空港のランウェイを歩ける機会はおそらくないので、貴重な経験ができました。
posted by Okumura at 23:41 | 神奈川 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大山千枚田稲刈り

2010/09/12(日) 大山千枚田に稲刈りに行ってきました。

前回の千枚田作業だった2 回目の草刈りの時はまだまだ軽かった稲穂に、身が詰まって重くなっています。

棚田は手作業での稲刈りの準備として一方向に少し倒されています。稲刈り作業を簡単にするためにわざと倒されているのです。この作業は現地の農家の方が終わらせてくれています。

稲が実って稲刈り準備が整った棚田
稲が実って稲刈り準備が整った棚田

続いて稲刈りの方法を、地元の農家のおばあちゃんから教えてもらいます。

稲刈りの方法を説明する農家のおばちゃん (動画)


稲を刈るには、まず稲を束ねるためのロープを地面に置き、2 〜 4 株を刈って片手にまとめて握って束にして、それをロープの上に置きます。
同じように 2 〜 4 株を刈って次の束を作り、先ほどの束と X (エックス) 字に、刈った根元部分から 10 〜 15cm ぐらいのところを重ねて置きます。
同じようにあと 2 束刈って、順次重ねていきます。
その後、ロープを締めて、ねじって、ロープのねじった部分を締めたところに押し込むようにして留めにします。

X 字型にまとめられた稲の束
X 字型にまとめられた稲の束

このように X 字型にするのは、このあと、"おだ掛け" と呼ばれる稲を干すための木に稲をかける時に、この形でないと掛けられないからです。

説明を聞いてやり方がわかったら、稲刈り開始です。この日はけっこう気温が高く、日差しも時々出てきていたので、汗が噴出してきます。稲をしばらく刈っては、お茶を飲んで休憩という感じで進めていきますが、時々木陰に行って休みたくなるぐらいの暑さです。実際木陰で休んでいる人もたくさんいました。

稲刈りの光景
稲刈りの光景

私はこの日の午後別の用事があって途中で帰らなければならなかったため、開始から 1 時間ほどで田んぼをあとにしました。帰る直前に、自分が稲刈りをしてきたところを振り返って撮ったのが下の写真です。田んぼの中に積まれた 7 つぐらいの山が私が刈った分です。畦道に積まれた分は、別の人が刈った分です。

自分で刈った稲
自分で刈った稲

この田んぼにも、このあと農家の方がおだ掛けを立ててくれて、これらの稲の束をかけていくわけです。私が帰る時点では、我々が稲刈りをしていた田んぼのおだ掛けはまだ出来ていませんでしたが、他の稲刈りが終わった田んぼにおだ掛けがあったので、写真を撮ってきました。

おだ掛け
おだ掛け

1 週間ほど天日で干すと、いよいよ脱穀です。だんだん食べられるお米に近付いてきました。
posted by Okumura at 23:24 | 神奈川 ☔ | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする