2008年07月27日

強行・日帰り海外旅行、おまけ 2 (ロンドン)

パリへの往復時に、ロンドンで撮った写真です。

アメリカ英語では地下鉄は Subway と言いますが、イギ
リス英語では Underground といいます。ロンドンの
Underground は、さらにその形から別名があり、TUBE
と言います。トンネルの掘削面積をケチったために建築
限界が狭く、その狭いトンネルから Tube と呼ばれてい
るようです。建築限界が小さいので、当然車両限界も小
さく、写真のようにカマボコのような形をした車両で
す。鶴見緑地線や大江戸線もトンネル掘削面積をケチっ
て車体が小さくなっていますが、日本人よりはるかに大
柄な人が多いので、頭が天井にあたりそうになっている
乗客もよく見かけます。

セコいチューブ TUBE 車両
セコいチューブ TUBE 車両

車両間には貫通路ドア自体は付いていますが、貫通幌が
なく、緊急停車時に車両間を移動する場合以外の使用は
禁止されています。

チューブ TUBE の車両間のドアは通り抜けできない
チューブ TUBE の車両間のドアは通り抜けできない

ホームには有名な "MIND THE GAP" のメッセージが書か
れています。構内放送でも列車の到着時などに "MIND
THE GAP" のメッセージが繰り返されるので、耳に刷り
込まれてしまいます。日本で考案されて世界に広まりつ
つある点字ブロックも貼られています。

チューブ TUBE マインド・ザ・ギャップ MIND THE GAP サイン
チューブ TUBE マインド・ザ・ギャップ MIND THE GAP サイン

セント・パンクラス駅はこんな看板がありました。地下
鉄の工事の宣伝看板です。地下鉄を改善していますよ、
と言いたいらしいのですが、毎週のようにあちこちス
トップするのはどうにかしてほしいと思います。

We are transforming your Tube
We are transforming your Tube

地下鉄の通路で、西遊記のポスターを見ました。日本と
中国以外ではとてもマイナーな話だと思っていたのです
が、少しは知られているのでしょうか?

西遊記のポスター
西遊記のポスター

こちらは HEROS Season 2 のポスターです。"WHO CAN
YOU TRUST?" というのはドラマで出てくるフレーズなの
でしょうか? 私は Season 1 が CATV で放送されていた
のでビデオに撮ったのですが、まだ見ていないのでよく
わかりません。

WHO CAN YOU TRUST? HEROES SEASON 2 のポスター
WHO CAN YOU TRUST? HEROES SEASON 2 のポスター

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強行・日帰り海外旅行、おまけ

ツール・ド・フランスを見に行った日帰りパリ旅行の、
おまけ写真です。鉄分のみです。

ユーロスターでパリ北駅へ着くと、TGV がいました。

TGV
TGV

こちらは TGV そっくりの赤い列車です。タリス THALYS
という国際列車だそうです。初めて見た、と思ったので
すが、1998 年にパリからロンドンまでユーロスターに
乗った時の写真
を見ると、自分で撮った写真にちゃんと
写ってたりして驚きました。

赤い国際 TGV タリス Thalys
赤い国際 TGV タリス Thalys

客車列車も健在のようで、入線時に客車列車を曳いてき
たイカつい電気機関車がホームにいました。後ろに客車
も写っていますが、機関車とは既に切り離されていて、
2m ほど間が開いています。反対側の端には既に別の機
関車が連結されていました。入線するところを見ていな
いのですが、入線時に最初から前後に機関車を付けた状
態で入ってくるのではないかと思います。

イカつい電気機関車
イカつい電気機関車

ローカル線のホームには、けっこう新しい感じの近郊電
車が停まっていました。形や、連結部の構造が、なんと
なく 2 階建て TGV っぽくて、フランス人が電車の外観
スタイルを考えると、これがたぶん一番平凡な形なんだ
ろうなと感じました。

2 階建て TGV っぽい平凡なスタイルの近郊電車
2 階建て TGV っぽい平凡なスタイルの近郊電車

こちらはスタイルだけでなく、実際に 2 階建てになっ
ている近郊電車です。こんな箱にも、ちゃんと区切られ
た 1 等座席があり、ヨーロッパはやっぱり階級社会だ
なということを、あらためて感じさせられます。

2 階建近郊電車
2 階建近郊電車

こちらは、少し古そうな 2 階建て近郊電車です。CAD
導入前に外観スタイルの図面を作った列車は、だいたい
こんな感じなのでしょう。

古い 2 階て建近郊電車
古い 2 階て建近郊電車
posted by Okumura at 23:51 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

強行・日帰り海外旅行、ツール・ド・フランス

リュクサンブール公園からは、来た時と同じ RER また
は B 線に乗り、サン・ミッシェル・ノートルダム駅で
C 線へ、さらに Invalides という駅で 13 号線に乗換
えという経路で行くつもりでした。

サン・ミッシェル・ノートルダム SAINT-MICHEL
NOTRE-DAME 駅までは 1 駅だけで、順調に移動しまし
た。

サン・ミッシェル・ノートルダム SAINT-MICHEL NOTRE-DAME 駅
サン・ミッシェル・ノートルダム SAINT-MICHEL NOTRE-DAME 駅

ところが C 線への乗換え口がわかりません。うろうろ
していて、ふと、黄色と黒のテープで雑に目隠しされて
いる看板が C 線への乗換え表示であることに気づきま
した。ロンドンといい、パリといい、地下鉄は止まって
ばかりです。

C 線工事中で乗換え看板は目隠し
C 線工事中で乗換え看板は目隠し

そこで B 線をもう 1 駅進んだシャトレー・レ・アレス
CHATELET LES HALLES 駅で 1 号線のシャトレー
CHATELET 駅に乗換え、目的地のシャンゼリゼ
Champs-Elysees Clemenceau駅へ向かいました。

シャトレー・レ・アレス CHATELET LES HALLES 駅
シャトレー・レ・アレス CHATELET LES HALLES 駅

最初からこの駅へ来ていれば乗換え 1 回なのですが、
なぜ乗換え 2 回の経路を最初選んだのかと言うと、こ
の駅はとても広くて、乗換えが大変だということが、路
線図を見ていてもわかったからなのです。実際、東京の
赤坂見附・永田町駅よりもはるかに長い乗換え経路でし
た。途中で分岐なのに 1 号線はこっち、という案内が
ない場所とかもあって不安になりつつ乗り換えました。
1 号線は大混雑ですが、日本と違って入口付近に立って
いる人が一度列車からホームに降りてくれるという事が
ないので、駅に止まるたびに乗り降りで大混乱が起きて
いました。また、車両の中ほどは少し空いているのです
が、奥へ詰めてくれる人もほとんどいません。私は最初
の駅ではうまく奥へ入れずドア前に立っていました。次
の駅では一度列車から出て、再び乗って奥へ行くことが
できたのですが、次の駅で、一度列車から降りる人がい
ない理由がわかりました。入口付近にいた人が一度降り
て、再び乗ろうとした時に、ドアを閉められてホームに
置き去りになってしまったのです。乗客は、出入り口を
譲るために降りるとすぐ閉められてしまうと思っている
ので降りないのです。
日本の鉄道のように出入り口を譲るために一度降りた人
が乗るのを車掌が確認してくれるような運用なら、多く
の人が一度降りて通路を確保できるので乗り降りがス
ムーズになって、結局は早く発車できるのと思うのです
が、フランスにはそういう考えはないようです。

列車は大混雑のままシャンゼリゼ駅へ着きました。

シャンゼリゼ Champs-Elysees Clemenceau 駅
シャンゼリゼ Champs-Elysees Clemenceau 駅

駅を出ようとすると、出口の両脇の壁の上に乗って観戦
している人がたくさんいました。日本なら警官が注意し
て降ろされると思うのですが、駅の入口に何人もいた警
官は注意もしていなかったので、フランスではこれは問
題視されないのでしょう。壁の上から地下鉄の階段側
は、一番奥のあたりでは 3m ぐらいの落差があります。
下はコンクリートのような硬い床面なので、落ちたら死
んでもおかしくない状況なのに、ちょっと怖すぎます。

メトロ出口の壁に乗って観戦する人々
メトロ出口の壁に乗って観戦する人々

駅はコンコルド広場と凱旋門の間にある交差点のところ
にあります。交差点の角は状況がわかる大型モニターが
設置されていることもあってか観戦ポイントとなってい
て、大勢の人が群がっています。肩車して横断幕を出し
て応援している人や、脚立に乗って応援している人など
もいました。

肩車で横断幕を出して応援する人
肩車で横断幕を出して応援する人

しかし地面はほぼ平らなので、前の方の群集が邪魔で
レースの様子は全然わかりません。しかし大型モニター
と、前方の人々の歓声でレースの集団が通過していく時
はわかります。頭の上の方に手をなるべく伸ばして、完
全なめくら押しでシャッターを何枚か切ってみました。
下の写真はその中で集団が映っていた 1 枚です。肉眼
では、前に立っている人の頭と、となりの人の頭の間の
わずかな隙間から前方が見えます。自転車が通過してい
るのも見えたような気もしますが、幻覚だったのかも知
れません...
周囲の人々のほとんども私と同じでレースは見えていな
いはずですが、とりあえず「ヒューヒュー」という感じ
の声や、色々な国の言葉と思われる掛け声をかけて、集
団の通過時には盛り上がります。

大集団が通過中
大集団が通過中

この場所では肉眼でまともにレースを見る事はできなさ
そうなので移動を始めました。凱旋門方向へかなり歩い
たところで、比較的人の壁の薄そうなところを見つけ、
後ろに立ってみました。

人の動きを観察していると、3 列目ぐらいまでの人は観
戦をやめて後ろへ下がってくる人がいます。その下がっ
てきた人と入替って別の人が入っていくというような流
れがあります。その流れを利用してうまく 3 列目まで
は入っていくことができました。そこでわかった事は、
結局道路に段差がないので、3 列目ではよく見えないと
いうことです。1 列目の人の頭と頭の間の空間から 2
列目の人が観戦していて、3 列目からだと、隙間はほと
んどないという状況です。
それでもレースの自転車が近づいてくるまでは背伸びを
すれば路面も見えていて、これなら観戦できそうだと
思っていたのですが、自転車が近づいてくると 2 列目
の人が背伸びをして、さらにカメラを頭上に突き出すた
め、よく見えなくなってしまいます。結局、前から 2
列目ぐらいまで行かないと肉眼ではまともにはレースは
見れないようです。2 列目までにいる人はかなり覚悟の
ある人々らしく全然移動しません。たぶん朝早くから来
て、その場所を確保していたのでしょう。逆に 3 列目
より後ろにいる人は、私よりは先に来ていたとしても、
そんなに前からいるわけではなく、しばらく 3 列目で
観戦すると、見えないことがわかるのでどいてしまい、
前述の人の流れができて、私も 3 列目までは行くこと
ができたということのようです。

写真は手を上に伸ばしてめくら押しは同じですが、さっ
きいた場所よりはかなりいい感じで撮ることができまし
た。

先頭で逃げを打っている選手
先頭で逃げを打っている選手

大集団を撮った写真には、マイヨジョーヌも写っている
ように見えます。(右端)

大集団が通過中
大集団が通過中

肉眼でも、前の人が頭をちょっと動かした瞬間とかに隙
間から覗き見るというようなレベルですが、自転車が
走っているのを見れました。でも、上の写真では写って
いるように見えるマイヨジョーヌなど、まったく判別不
能でした。

一生に一度見れるかどうかというツール・ド・フランス
観戦は、このようにして終わったのでした... なんだか
なぁ、という点もありますが、個人的には満足してま
す。
posted by Okumura at 23:48 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

強行・日帰り海外旅行、パリで自由の女神原型像を見る

パリに行くことにして、5 時間ちょっとしかない滞在時
間でツール・ド・フランスの見物以外に何ができるかと
考えていた時、そういえば、以前から見てみたいものが
あった事を思い出しました。自由の女神の原型像です。

New York 港にある自由の女神像の原型像が、パリ市内
のリュクサンブール Luxembourg 公園にあります。この
Luxembourg という単語の日本での一般的な読みは、ル
クセンブルクで、ベネルクス 3 国の 1 つと同じ綴りで
す。

パリ北駅からは地下鉄で移動します。

パリ北駅 Gare du Nort のファサード
パリ北駅 Gare du Nort のファサード

パリ北駅の観光案内所でパリ・ビジット PARIS VISITE
という、地下鉄・バスの 1 日乗り放題券を買いまし
た。すでに午後だったため、窓口のおばちゃんに「今日
の乗り放題券で合ってる? 今から買うの?」としつこく
確認されてしまいました。たぶんお得度合いで言えばカ
ルネ (回数券) を買った方がよかったのだと思います
が、最初から決めていたので PARIS VISITE を買いまし
た。

パリ・ビジット PARIS VISITE - 地下鉄・バス 1 日乗り放題券
パリ・ビジット PARIS VISITE - 地下鉄・バス 1 日乗り放題券

パリ北駅の地下鉄へ降りていく部分はとても綺麗に作り
直されて明るい雰囲気なのですが、階段の途中からは
1998 年に来た時と変わっていなくて、暗くて汚いまま
です。

パリ北 PARIS NORD 駅
パリ北 PARIS NORD 駅

リュクサンブール Luxembourg 駅へは RER または B と
いう路線 (同じホームに来ます。RER は私鉄の相互乗り
入れで、B は地下鉄の路線名であるようです) で、乗換
えなし、わずか 3 駅です。

リュクサンブール Luxembourg 駅
リュクサンブール Luxembourg 駅

リュクサンブール Luxembourg 駅で出ようとしたら、出
口改札に近づいただけではゲートが開きません。1998
年に来た時は均一料金だったので、出口ゲートは近づく
と切符の確認なしに開くタイプだったのですが、どうや
らゾーン制料金に変更になって、出口でも切符が必要に
なったようです。

リュクサンブール公園 Jardin du Luxembourg につい
て、案内図で自由の女神像を探します。

リュクサンブール公園 Jardin du Luxembourg 案内図
リュクサンブール公園 Jardin du Luxembourg 案内図

細かい説明も含めて、かなり一生懸命探したつもりです
が、見つけられません。あんな有名な像について案内図
に書いてないなんてことはないと思ってしばらく探した
のですが、見つけられず、歩き回って探すことにしまし
た。

公園自体は林になっている部分と、広場の部分、リュク
サンブール宮殿、芝生と並木の部分などがあります。ど
のエリアにも彫刻があって、1 つ 1 つ見て行っていて
も、自由の女神に行き当たることはないのではないかと
思えるほどでした。
あと、この公園は、とても人が多いです。日比谷公園以
上の人口密度です。公園内のベンチは、全て人が座って
いるといっていいぐらいだったし、公園内にあるいくつ
かのカフェも、ほぼ満席でした。芝生のところにもゴロ
ゴロしている人がいるのですが、これまで私が海外の公
園でよく見かけてきた「外人が芝生でゴロゴロ」してい
る光景とは全く密度が違います。人がぎっちりいて驚き
ました。

リュクサンブール公園中央の広場
リュクサンブール公園中央の広場

リュクサンブール宮殿 (現在は国会議事堂でもあります)
リュクサンブール宮殿 (現在は国会議事堂でもあります)

リュクサンブール公園中央南側の芝生
リュクサンブール公園中央南側の芝生

リュクサンブール公園の花壇
リュクサンブール公園の花壇

しばしうろうろした所で、警察官を見かけて聞いてみま
した。英語わかりますか? と聞くと "No" と言われて、
私が黙ってしまっていると "Little" といい直してくれ
ました。「この公園に自由の女神像 (Statue of
Liberty) があると聞いたのですが、どこですか?」と聞
くと、「Yes. ついてこい」と言われてしばらく案内さ
れた後、「あとはこの道をまっすぐ行くだけ」と英語で
言われた後、フランス語で何か追加説明らしき事を言わ
れました。フランス語はわからないんですけど...

ともかく警官に言われた方向へ歩き、少し迷ってから、
自由の女神像を見つけました。

自由の女神原型像
自由の女神原型像

Web で探しても公園自体の場所はあちこちで書かれてい
ますが、このけっこう広い公園の中での具体的な位置は
あまり書かれていないようです。ということで、なるべ
くわかりやすく書きたいところなのですが、文章で表現
するのも難しいので、公園の地図に赤丸印を付けて示し
ておきます。以下の赤丸のあたりです。上にある全体の
地図とあわせてご覧ください。この写真の写している範
囲は、上の全体の地図の写真で言えば、左下 (南西) に
あたる範囲です。

自由の女神原型像の場所
自由の女神原型像の場所

バカ写真も撮ってもらいましたが、縦位置で、とお願い
すべきでした。足もまねしているつもりなのに、撮って
もらった写真には全身が写っていませんでした。

自由の女神原型像
自由の女神原型像

次回は、いよいよツール・ド・フランスを見物します。
posted by Okumura at 23:46 | ☀ | Comment(5) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

強行・日帰り海外旅行、ユーロスターを 1 日で往復乗車

長くなるので、ユーロスター編、自由の女神編、ツー
ル・ド・フランス編に分けることにしました。

# 分割しても十分長いポストになってしまいました。

まずはパリへの往復に使ったユーロスター Eurostar で
す。

レディング Reading から、ロンドン・パディントン
London Paddington まではいつものようにファースト・
グレート・ウエスタン First Great Western 鉄道で移
動します。レディングを 08:03 に出発する列車に乗っ
たのですが、途中 1 駅しか停まらない列車なのに、
InterCity ではなく、通常の近郊型のディーゼルカーで
の運転でした。

今日 2008/07/27(日) からは妻は帰国してしまっている
ので、出かける準備も自分でしなければなりません。昨
晩のうちにお茶を沸かして、ちゃんとペットボトルに入
れてもってきました。

自分で入れてきたお茶
自分で入れてきたお茶

パディントン Paddington から、キングス・クロス・セ
ント・パンクラス King's Cross St. Pancras 駅へは、
本来は直行する地下鉄路線があるのですが、この日は工
事であちこちの路線が止まっていて、直行できませんで
した。日本でも工事で地下鉄が止まることはあります
が、線路切替や橋梁交換のような大規模なもの以外は滅
多にないのですが、ロンドンではしょっちゅう計画運休
があって、特に週末は、毎週どこかは止まっているとい
う感じです。

11 路線中 5 路線が工事中
11 路線中 5 路線が工事中

駅員の方に確認すると、OxFord Circus 駅乗換えで行く
ようにということだったのでそれに従います。時間に余
裕のあるスケジュールでよかったです。

PADDINGTON
PADDINGTON

OXFORD CIRCUS
OXFORD CIRCUS

KING'S CROSS ST. PANCRAS
KING'S CROSS ST. PANCRAS

キングス・クロス King's Cross の地下鉄駅ホームには
王冠のタイル絵がありました。これで King's Cross と
いうことでしょう。

KING'S CROSS のタイル
KING'S CROSS のタイル

地下鉄のキングス・クロス・セント・パンクラス
King's Cros St. Pancras 駅から上がっていくと、地上
にはキングス・クロス King's Cros 駅と、セント・パ
ンクラス St. Pancras 駅があります。今回乗車する
ユーロスター Eurostar は、昨 2007 年 11 月から、そ
れまでのウオータールー Waterloo 駅への乗り入れか
ら、セント・パンクラス St. Pancras 駅乗り入れに変
更になりました。すぐ隣に建つキングス・クロス駅は、
フライング・スコッツマンの出発駅として有名な駅で
す。

セント・パンクラス駅へ行く前に、キングス・クロス駅
へ行ってみると、10:00 出発のフライング・スコッツマ
ンの編成が停まっていました。(写真がボケボケなの
は、とってくれたおじさんの手ブレのためです)

フライング・スコッツマン Flying Scotsman
フライング・スコッツマン Flying Scotsman

第二次世界大戦中、ドイツ軍の空襲や V2 ミサイルが降
り注ぐ中でも 10:00 ちょうどの出発を守り続けたとい
う伝説の列車ですが、今は特別な車両が使われているわ
けでもなく、車体にも、発車時刻表にも Flying
Scotsman の表示はなくさみしいものです。しかも戦争
も何もない現代イギリス社会では、列車が時刻表通りに
走らないことはありふれたことで、この列車も定刻発車
を守れないことが多くあるに違いありません。
駅で配っている携帯時刻表には、この列車に "FS" とい
うリマークがあり、リマークの意味が説明されていると
ころで "FS - Flying Scotsman" と書かれていたのが、
唯一この列車が伝説の列車であることを示していまし
た。

セント・パンクラス駅へ移動し、チェックインの前に朝
食を調達します。改札の前にある PAUL というパン屋さ
んで、パンを 2 種類と、カフェラテを買いました。

St Pancras 駅の PAUL という売店で買ったカフェラテ
St Pancras 駅の PAUL という売店で買ったカフェラテ

買ったものを持って自動チェックイン機のゲートを通る
とセキュリティがあります。ここで、係りの人から「飲
み物はだめ。そこで飲み干して」と言われてしまいまし
た。列の脇で飲んでいると、奥の方から、頭の固そうな
女性の警備担当者がやってきて「あんた、こんなところ
で何やってんの」と文句を言ってきます。「あの人が
コーヒーをここで飲み干せと言ったから飲んでる」と言
うと、セキュリティーの係りの人と少し話をしていて、
係りの人は「私がそこで飲めと言いました」というよう
な説明をしてくれたのですが、どうやら女性の方が上司
にあたるのか、何やら怒られていた様子で、結局私はセ
キュリティーエリアからチェックインゲートの直後まで
追い返されてしまい、そこでコーヒーを飲む羽目になり
ました。ちなみに、飛行機と違ってユーロスター
Eurostar は液体の持ち込みが禁止されているわけでは
ありません... しかも改札の目の前にコーヒースタンド
を兼ねたパン屋があるので、私と同じようにセキュリ
ティーエリアから追い返される人が続出していました。
飲み物を手持ちで持ち込む事を禁止する事に何の意味が
あるのか全然わかりません。そもそも列車に乗るのにセ
キュリティーゲートがある事も意味がわかりません
が...

ともかく、金属探知機と X 線のオーソドックスなセ
キュリティを通ると、イミグレーションがあります。こ
れは実はイギリスの出国審査ではなく、フランスの入国
審査です。入国書類のようなものを書くこともなく、全
く質問されることもなく、汽車のマークのスタンプを押
してくれました。

その先に待合室があります。ホームへは列車の発車 20
分前まで上がることができません。ここにもカフェがあ
りました。外に手持ちに飲み物を持ってはセキュリ
ティーゲートを越えられないという事と、セキュリティ
エリア内にカフェがある事を、明確に表示して欲しいと
ころです。

待合室は新しいこともあって奇麗にですが、列車に乗る
人数の割には明らかに狭すぎで、椅子の数が不足してい
ます。しかも、こちらの人は周囲に立っている人がいた
りしても席を詰めてくれるというような習慣はないの
で、たまたま先に入っていた人が、その人が入った時点
では使っていなかったであろう椅子に荷物を置いてしま
うと、人が増えてもそのまま荷物をどけもせずにぼんや
り座っています。
そのため、後から入ってきたほとんどの人は所在なげに
立っているか、床に座り込んでいます。後からと言って
も列車の発車時間の 40 分前ぐらいに入っているので、
そんなに遅いというわけではありません。

セキュリティーを通過したところの待合室
セキュリティーを通過したところの待合室

しばらくするとホームへのドアが開かれ搭乗開始です。
列車の写真を撮ろうと最後尾の方へ行ってみると、日本
人らしき方が写真を撮っていたので、日本語で話しかけ
てみると、やはり日本人でした。お願いして写真を撮っ
てもらいました。

ユーロスター Eurostar
ユーロスター Eurostar

列車は定刻より 2 分ほどフライングして発車してしま
いました。しかし出発して 5 分ほどで減速して停車し
てしまいました。停車して 2、3 分後「指示があって停
車してます。理由を問い合わせ中です。パニックになら
ず、車外に出ないようにしてください」というようなア
ナウンスがありましたが、アナウンスが終わると同時ぐ
らいに動きはじめました。理由がわかったのかどうかわ
かりませんが、説明はありませんでした。

往路で乗ったのは一番安い Standard というクラスで
す。写真のような椅子です。椅子の幅は私には広すぎで
す。私はあまり広すぎない幅の椅子の方が好きなので、
この幅は広すぎですが、多くの人は幅に関しては文句を
言わないと思います。背もたれの高さも十分あります。
しかし問題点はたくさんあって、とても座り心地の悪い
椅子です。

座り心地の悪い椅子
座り心地の悪い椅子

まず、椅子の向きは固定されていて、回転しません。車
両の中央付近に向かい合わせの席があり、その場所を境
に、列車の半分ぐらいは進行方向向き、残りは後ろ向き
に座ることになります。30 年ぐらい前の新幹線のよう
です。私は往復とも進行方向に対して後ろ向きに座らさ
れました。

第 2 に、まったくリクライニングしません。背もたれ
の角度は完全固定です。立派なヘッドレストがついてい
ますが、左右のサポートを含め、まったく調整できる箇
所はありません。

第 3 の問題点は、シートピッチが狭すぎることです。
こんな幅はいらないので、新幹線のように片側を 3 列
の横 5 列にして乗車定員を確保した上で、シートピッ
チを広げて欲しいものです。

第 4 の問題点は、窓の位置です。シートと窓が別設計
の航空機と違って、設計当初からシートの位置はわかっ
ているはずだと思うのですが、シートの位置に窓がない
席があります。私が座った席はまさにそのような席で、
景色は前の席の横の隙間からしか楽しめませんでした。
最悪です。

窓のない座席
窓のない座席

最後の問題点は、テーブルがでかすぎることです。しか
も位置が低すぎます。

でかすぎるテーブル
でかすぎるテーブル

私はそんなに太っているとは思いませんが、シートピッ
チが狭いこともあって、テーブルを出すと、先端におな
かがあたりそうなぐらい手前まで出てきます。しかも位
置が低すぎるので、足を組むと太ももにあたってテーブ
ルを一番最後まで開くことができません。体の小さな日
本人の私でさえこうなので、体の大きな外人の方だと、
このテーブルは全く使えないという人が多いと思いま
す。

ともかく、文句を言っていても楽しくないので、乗った
以上は楽しみます。列車は出発したので、買い込んだパ
ンを食べることにしました。

PAUL のクロワッサンサンドイッチ
PAUL のクロワッサンサンドイッチ

PAUL のミニ・パン
PAUL のミニ・パン

海峡トンネルに入ってしばらくしたところで、カフェに
行ってみました。正式には Cafe ではなく Bar と呼ぶ
ようですが、日本の列車ならビュッフェと呼ばれるであ
ろう、売店と、ごく簡易な立席のスペースがある車両で
す。

ユーロスター Eurostar カフェカフェ (Bar) - 海峡トンネル内
ユーロスター Eurostar カフェカフェ (Bar) - 海峡トンネル内

カフェで、ラテを頼んだら、普通のコーヒーしかないと
言われました。英仏を結ぶ列車でラテを売ってないのは
驚きです。

コーヒーを飲んでいると、トンネルを出ました。窓の外
が明るくなります。

ユーロスター Eurostar のカフェ - トンネル外
ユーロスター Eurostar のカフェ - トンネル外

トンネルを出てしばらくすると「予定より 20 分遅れて
いる」というアナウンスがありました。列車は最後まで
遅れを取り戻すことなく、パリ北駅 Gare du Nord に
20 分遅れで到着しました。セント・パンクラス駅と違
い、このホームには見覚えがあります

パリ北駅 Gare du Nord
パリ北駅 Gare du Nord

さらに進んで行くとドームの中へ入ります。

パリ北駅 Gare du Nord ドーム内
パリ北駅  Gare du Nord ドーム内

入国審査はロンドンで終わっているので、出口は一方通
行であるだけで、普通のゲートを通るだけです。

復路

パリでのあれこれは別に書きます。ということで早速帰
りです。

Gare du Nort でチェックインしてセキュリティーを通
ると、イギリスの入国審査があります。前回 1998 年に
ユーロスターに乗った時は、イギリスの入国審査はウ
オータールー Waterloo 駅であったので、やり方を変更
したようです。セント・パンクラス駅でのフランスの入
国審査では何も聞かれませんでしたが、パリ北駅でのイ
ギリスの入国審査は、Landing Card という書類を書く
必要があり、質問も「何日間イギリスに滞在します
か?」、「イギリスでは何をしますか?」というような、
普通の入国審査の質問がありました。
この後、昨 2007 年にできたばかりであるはずのセン
ト・パンクラス駅に到着しますが、出口には入国審査を
行うためのスペースがあり、"EU Passport Holder" な
どの案内表示が残っていましたが、施設は使われておら
ず、パリ北駅での到着時同様、一方通行のゲートを出る
だけでした。もしも、2007 年 11 月以前から変更に
なっていたのだとすれば、セント・パンクラス駅にその
ような施設を作った理由がわからないので、2007 年 11
月時点ではまだ到着国側で入国審査をしていたのが、そ
の後、つまりごく最近変更になったのだと思われます。
変更するつもりがあったのなら、セント・パンクラス駅
開業までに変更しておけば、無駄な施設を作らずに済ん
だと思うのですが、このあたりは英国式なのでしょう。

パリ北駅の話に戻り、イギリスの入国審査を抜けると免
税売店などがあります。そういえば、セント・パンクラ
ス駅には免税売店がなかったような... お国柄なので
しょうか。

ここからはガラス越しにユーロスターのホームを見下ろ
す事ができます。これも見覚えのある光景です。

2 F 待合室のガラス越しに見たユーロスターと TGV
2 F 待合室のガラス越しに見たユーロスターと TGV

待合室にはいくつかカフェがあります。その 1 つでカ
フェラテを買いました。普通カフェラテはエスプレッソ
を大量のミルクで割るので、それなりに大きなカップに
なるはずなのですが、ここのカフェは、エスプレッソ用
と同じ大きさなのではと思うほど小さなカップです。最
初注文を間違えられたのかと思いましたが、中を見て
も、飲んでみても、カフェラテに間違いありません。
釈然としない感じです。

むちゃくちゃ小さいカフェラテ
むちゃくちゃ小さいカフェラテ

発車時間 20 分ちょっと前に搭乗口が開放され、搭乗が
はじまりました。階段を下りていくところで、パンタグ
ラフを上から見る事ができます。よく見ると、使用して
いる (上がった状態になっている) もの以外に、くの字
が反対向きになったパンタグラフも付いています。TGV
の車両も見えたので確認すると、TGV も同じようになっ
ていました。複数電圧対応なので、場所によってパンタ
グラフそのものを変更するのかも知れません。

ユーロスター Eurostar の 2 組搭載されたパンタグラフ
ユーロスター Eurostar の 2 組搭載されたパンタグラフ

帰りも記念写真を撮りました。往路と違って周囲に他の
乗客がいなかったので、警備のおじさんにシャッターを
押してもらいました。

復路もユーロスターと記念撮影
復路もユーロスターと記念撮影

復路は一番安い席が売り切れていて、2 番目に安いレ
ジャー・セレクト Leisure Select という席種です。こ
の席は以前はたぶん 2+ と呼ばれていた席です。一番安
い席だった往路と違い、車両自体に乗る時に、チケット
を確認していました。

復路も定刻よりフライングして発車です。ダイヤを守る
というつもりは最初から毛頭ないようです。

この席は、飛行機の機内食のような食事が付いていま
す。乗ると、これまた飛行機と同じように、まず飲み物
を配りにきます。ワインなども無料ですが、私はアル
コールは飲まないのでコーラにしました。

最初の飲み物はコーラ
最初の飲み物はコーラ

さらに 15 分ほどで車内食のメニューが配られ、ほどな
く車内食が配膳されました。

車内食
車内食

この車内食は、見た感じも悪くないと思いますが、味も
なかなか良く、量もほどほどで、おいしくいただけまし
た。

往路もそうだったのですが、私は海峡トンネルに入ると
なぜかトイレに行きたくようで、往復ともトンネル内で
トイレに行きました。トイレはいかにも列車のトイレと
いう感じのものです。

トイレ
トイレ

往路同様カフェで飲み物を買いました。海峡トンネル内
を撮影してみましたが、撮影している自分が窓ガラスに
映っているのが撮れただけでした...

ユーロトンネル内を撮影しているつもり
ユーロトンネル内を撮影しているつもり

復路の席は、往路よりさらに幅が広くなっています。往
路のスタンダードの席は 2 + 2 の 4 列でしたが、この
席種の車両は 2 + 1 の 3 列です。シートピッチも少し
広いようですが、新幹線の普通車よりは短いです。向き
が固定なのも、リクライニングしないのも同じです。設
計者は、座席の幅だけ広くすれば快適になると考えてい
るようですが、その考え方はよくわかりません。

復路のクラスの車両は、往路と違って、車両内の何箇所
かで座席の向きが変わっていて、向かい合わせの席がい
くつかあります。車両内で左右それぞれ 1 箇所の 2 箇
所しかなかったスタンダード席車両と違い、向かい合わ
せの 4 人席が 1 つの車両ないにいくつも (たぶん左右
それぞれ 3 つで、合計 6 つ) あります。私の席もその
ような向かい合わせの席の 1 つでした。中央にはかな
り広いテーブルがついています。向かい側には見知らぬ
夫婦と思われる方々がいて、私の横にも、別の知らない
人が座りました。

復路の席
復路の席

座席自体の快適さでもそうなのですが、この向かい合わ
せ 4 人掛けの席に、知らない外人と座らされるという
のもかなり厳しい感じでした。私よりもっとかわいそう
だったのは、私の席からみて通路をはさんだ反対側の席
の 2 人です。2 + 1 列で、我々の側が 4 人掛けという
ことは、通路を挟んだ向かい側は、机を挟んで向かい合
わせの 2 人席です。恋人同士が座るにはいい席なので
しょうが、私の乗った列車では、どちらもイカつい感じ
の、イギリス人っぽい男性同士が座っていました。乗車
してきたタイミングも全然違うし、乗っている間中 2
人は会話することは全くなかったので、他人同士なのだ
と思います。お金を払ってこんな辛い思いをさせられる
なんて... なんて不運な人たちなんでしょうと同情を禁
じえません。

セント・パンクラス駅にかなり近づいたところで、往路
と同じようにしばらく止まってしまいました。往路と同
じように「パニックにならないで」という放送がありま
した。定刻より 10 分ほど送れての到着でした。

セント・パンクラス St Pancras 駅に帰着
セント・パンクラス St Pancras 駅に帰着

次回は、自由の女神編です。
posted by Okumura at 23:40 | ☁ | Comment(1) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする